本のむし

まんがから小説、自然科学や数学本までレビューを書いています。

読書記録9 『COSMOS-インフォグラフィックスでみる宇宙』

はじめに

 水金地火木土天海冥・・・

わたしが小学校のころならった惑星の順番です。

・・・もう古いですね。

宇宙という言葉だけでワクワクしていた小学校男子でした。

SF的な宇宙船とかアニメとか小説が大好きで、図鑑もよく読んでたと思います。

 

COSMOS-インフォグラフィックスでみる宇宙

今回紹介するこの本は従来の「図鑑」ではなく、情報をわかりやすいシンプルな図やグラフ ーインフォグラフィックスー で宇宙を紹介しています。

 図鑑といえば夜空の星の写真や見たことのない惑星のモデル図、宇宙船のイラストだったりしますが、この本にはありません。

情報を整理してシンプルな比較図、グラフを視覚でわかりやすく宇宙のスケールを紹介しています。

個人的に驚いたのは私たちの太陽。

地球に比べたらすっごく大きいのはご存知かと思いますが、宇宙スケールでみたら小さい部類なんですね・・・。それが視覚的にわかりやすく描かれているので、何時間も飽きずに読み入ってしまいました。

そのほかにも、オリオン座を立体的にみたとき、それぞれの星がどのくらい遠くにあるのか、太陽が実はダンスを踊るように中心からずれているとか。

知的な刺激になること間違いありません。

ぜひ、親子でどうぞ。

 

 

COSMOS-インフォグラフィックスでみる宇宙

COSMOS-インフォグラフィックスでみる宇宙

 

 

読書記録8 『「超」入門 微分積分』

はじめに

高校時代は本当に数学を可能な限り避けてきたので、2017年おじさんになって正直「微分積分?やったっけ?」というところからのスタートでした。

ん〜、本当に記憶にかすかにもないんです。そもそも、数学のどのステップかもわからない。

そんなレベルの私でも十分楽しめた本をご紹介します。

 

「超」入門 微分積分

まずこの本を読んでわかりやすかったのは、数式を具体的に絵で解説してくれていること。ただ、この数式はこうやって解を求めるんだよ、ではなくこの数式はこういう意味なんだというところから理解できます。その上で、積分とはどういう考え方なのか、次に微分はなにを見ようとしているのか手順を追って解説されています。

微分積分という漠然とした考え方を細かく細かく分解して、そこから考え方を再構築されていくので私にとっては目から鱗な内容ばかりでした。

数式はでてきますが、それ以上に魅力的な話ばかりなのでまったく苦になりません。むしろ、次を読むために理解したいという気にさせてくれる良本です。

知的な刺激になること間違いありません。 

 

「超」入門 微分積分 (ブルーバックス)

「超」入門 微分積分 (ブルーバックス)

 

 

読書記録7 『哲学的な何か、あと数学とか』

はじめに

 みなさんはフェルマーの最終定理をご存知でしょうか?

 

3以上の自然数 n について、xⁿ + yⁿ= zⁿとなる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせが存在しない

 

17世紀のフランスの大数学者(本職は弁護士で数学は趣味)ピエール・ド・フェルマーが提議した数学の問題なので彼の名前をとってフェルマーの最終定理と呼ばれています。

 

彼はある数学書から着想を得て、その余白にアイデアを残しました。

その一つの難解な問題を彼は自己解決を仄めかしたまま

「私はこの定理に関して驚くべき証明を見つけたが、それを書くには余白は狭すぎる」

と残して亡くなってしまいます。

彼の死後、息子が彼について本を出版することでこの問題が公になりました。

 

残念ながら私の数学のレベルでは理解することが難しく、その理解の階段のステップにも乗っていないかんじです・・・。

問題自体については、さまざまな本や読み物、ネット上の記事で紹介されていますので詳細はそちらへゆずります。

 

哲学的な何か、あと数学とか

 彼の死後、さまざまな数学者、アマチュア、一般人がその証明に魅せられ取り組んできました。名誉のため、高額の懸賞金のため、純粋にその魅力にひきよせられて・・・。ひとつの定理の証明が多くの人を巻き込み、時には人生を狂わせ多くの物語がつくられました。

 

今回紹介する「哲学的な何か、あと数学とか」はその証明の背景にある沢山の人の人生をとても魅力的に物語っています。中世フランスだけでなく、世界に広がり、時代を超えて国を超えて現代に至って証明されるまでの人間ドラマがとても魅力的であっという間に読んでしまいました。

 

天才数学者ガウス、男性社会の中で男装して数学を学んだソフィー、高額な懸賞金を掛けた大富豪ヴォルフスケール。証明への手がかりを発見した日本人数学者谷山と志村、そして最終解決を達成したイギリスのアンドリュー・ワイルズ

 

残念ながら私にはその証明を理解し説明することはできません。

ですが、一つの証明が生んだ400年の人間ドラマは数学好き嫌いに関係なくとても奥深い内容でした。

知的な刺激になること間違いありません。

 

 

哲学的な何か、あと数学とか

哲学的な何か、あと数学とか

 

 

読書記録6 『原価計算がよ〜くわかる本』

はじめに

今週は原価について勉強しました。

仕事にすぐに役立つかまだわかりませんが、数字に弱いままではだめだなと思い読み始めました。

そもそも「原価」といっても言葉の範囲は広くて、総原価、製造原価、売上原価などいまどこを指しているのか把握が必要です。

また、業種によってなにを原価とするか計算の基本をどこに置くか、さらに会社ごとでも違うかと思います。

 

原価計算がよ〜くわかる本

この本では革細工職人さんが事業を起こす様子を例にして、材料費、労務費、経費など言葉の把握、実態の把握、計算の仕方、問題点の発見、改善の仕方まで大きな流れをつかむことができます。

 

実際にはもっと細かい内容があるとは思いますが、原価の全体を理解して次のステップに向かうため初心者に大変やさしい解説本でした。

私の場合はパソコンでデータを作成することを主とする仕事なので、革細工のように製品一つ目に見える形でできるケースとはまた違うかもしれません。

ただ、原価を把握しないと無理な注文に論理的に反論できないリスクもあります。

逆に原価を把握できれば、見積もりや注力する製品を見極めて売上の改善に役立てることができます。

 

数字に強いということは計算が早い、分析ができるというだけでなく、第三者への説明に声を大きくしなくても強い根拠を示すことができるという利点があります。

 

原価というリアルな数字にも興味を持って調べてみると面白い内容もたくさんありました。知的な刺激になること間違いありません。

 

 

ポケット図解 原価計算がよ~くわかる本

ポケット図解 原価計算がよ~くわかる本

 

 

 

これから読んでみたい本 201706

はじめに

ブログをはじめてずっと読書記録をつけてきましたが、ここで一休みしてこれから読んでみたい本をいくつか紹介します。というか自分の覚書程度ですが。

 

 統計学をちょっとかじってみたいなぁと思い探してみました。

ほんっとうに素人なのでビクビクですが・・・。

仕事をしているといろいろ数字をつかったり集めたり報告したりするわけですが、そのせっかく集めた数値をデータとして利用できているかなと思ったときに統計学って面白うと魅力を感じました。

 

まずはわかりやすく丁寧なステップで教えてくれる数学ガールシリーズです。

 

 あとはムックですがまずはこのくらいの薄い本から・・・。

 

 統計学って計算めんどくさそう・・・

でもエクセルがあるじゃない!

まぁ、私の場合その使い方からなんですが(汗)

 

んでもって思いっきり背伸びしてエクセルも楽に操作したいなと。

私の悪い癖でとびつくのは早いんだけどカタチから入ってしまうんよね。

VBAというのはVisual Basic for Application、要はこの場合、エクセルのために用意されたプログラムの仕組みです。エクセルでマクロを利用されている人もいると思いますが、マクロもこのVBAの一つでVBAがわかればいろいろと応用ができそうです。 

ストーリーで学ぶ Excel VBAと業務改善のポイントがわかる本 【演習問題付き】

ストーリーで学ぶ Excel VBAと業務改善のポイントがわかる本 【演習問題付き】

  • 作者: 武藤玄,オデッセイコミュニケーションズ
  • 出版社/メーカー: オデッセイ コミュニケーションズ
  • 発売日: 2013/07/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ここまでは仕事もからんで読みたいなという本。

下は個人的に没頭して読んでみたい本達です。

 

宇宙のスケール、量、情報をわかりやすくシンプルな図で表現された本です。

図書館で一度借りたのですが、とても内容が濃く魅入ってしまったため期間内に十分読み込めませんでした。親子で読んでも面白いと思います。 

COSMOS-インフォグラフィックスでみる宇宙

COSMOS-インフォグラフィックスでみる宇宙

 

 

次はものすごく欲しくて注文して購入しました。

素粒子という言葉が最近ニュースに取り上げられますが、この本の主人公は小さな女の子の中にいる小さな小さな一粒の電子「エレン」。女の子の中で科学の授業を聞きながら、私はどこからきたんだっけ?と思い出していくストーリーです。

サイズ、ページ数も多くなくこどもから楽しめる内容です。

エレンの宇宙

エレンの宇宙

 

 

 この二つはカバー買いです(笑)

ぼんやりしてわからない事象をたとえば・・・と教えてくれます。

絵が楽しいのでさくさく読めそう。

体感する数学

体感する数学

 

 

体感する宇宙

体感する宇宙

 

 

 

ジャンルは変わって

好きなイラストレーター、ヨシタケシンスケさんの本です。

実は、私夫婦に年内に赤ちゃんが生まれそうなのです。

ざっと目を通した程度ですが、とうちゃん(予定)は共感しまくりです。

嫁様に読んでもらえるよう、机の上にこっそり置いておくつもりです。

たくさん出版されていますが、脱力感のある優しい絵柄が魅力的です。

きっとお子さんを観察しながら描いているんでしょうね。 

ヨチヨチ父 とまどう日々

ヨチヨチ父 とまどう日々

 

 

つまんない つまんない (MOEのえほん)

つまんない つまんない (MOEのえほん)

 

 

 

こんなかんじでせっかく本棚整理したのに、またつまってきました。

おいおい読書記録にアップしていきますね。

 

 

読書記録5 『算数・数学が得意になる本』

はじめに

 どうして学生の頃に数学が嫌いになったんだろうと考えたても、苦手だから面白さがわからなかったから〜くらいのぼんやりした理由しか浮かびません。

 

もうちょっと考えてみます。

理由は人それぞれかと思いますが、私はまずは面白くない、面白さがわからない。

先生が嫌い(数学とはもう関係ないような)。

わからずに解答をみても理解できずにつまづいてしまった。

そのちょっとした「つまづき」をそのまま「つまづき」のままにしてしまったのが食わず嫌いの増長になったのかなぁと思います。

 

算数・数学が得意になる本

今回紹介させていただく本は吉沢さんの「算数・数学が得意になる本」はそんなつまづきをひとつひとつ丁寧に例をあげて、消化するための考え方を教えてくれます。

どんなに数学が得意とされる人でも「つまづき」は経験しているんだよ、というところからスタートしているので、いままさに勉強中でつまづいている人、子供に教えてと聞かれて困っている人(笑)にはうってつけの本かもしれません。

 

たとえば、

大人でももやもやしちゃう人がいるかもしれない「分数の割り算」。

足して合計を個数で割るだけでいいの?「平均」という言葉の誤解。

わかるようで説明できない数学の記号。

 

じっくり読み込みたい名著かと思います。

知的な刺激になること間違いありません。

 

算数・数学が得意になる本 (講談社現代新書)

算数・数学が得意になる本 (講談社現代新書)

 

 

子どもが算数・数学好きになる秘訣

子どもが算数・数学好きになる秘訣

 

 

 

 

算数が好きになる本 算数を学ぶ意味と方法がわかる (世の中への扉)

算数が好きになる本 算数を学ぶ意味と方法がわかる (世の中への扉)

 

 

読書記録4 『天才の栄光と挫折』

はじめに

 大人になって数学に興味をもったのはその不思議さや自然科学の再発見もありますが、数学者たちの人物像がとても面白かったのも理由の一つです。

学校の教科書では定理の一つとして、解法のテクニックの一つとして無機質に勉強するだけです。しかし、その一つ一つの発見の裏には数学者たちの人生や個性があって、そのときの時代背景や学者の確執など血の通ったドラマがあります。

私は数学者たちのドラマを知ることで、それまで冷たく感じた定理や式に興味をもつことができました。

 

 

天才の栄光と挫折

 歴史に名を残す数学者たちの足跡を著者がたどるようにエッセイ風に書かれているのが「天才の栄光と挫折」です。

新潮社と文藝春秋から文庫が出版されているようですね。

 

新潮社より引用

ニュートン関孝和、ガロワ、ハミルトン、コワレフスカヤラマヌジャンチューリング、ワイル、ワイルズ。いずれおとらず、天才という呼称をほしいままにした九人の数学者たち。が、選ばれし者ゆえの栄光が輝かしくあればあるほど、凡人の何倍もの深さの孤独や失意に、彼らは苦悶していたのではなかったか。同業ならではの深い理解で綴る錚々たる列伝。

 

 天才であるのは間違いないのですが、必ずしも皆が器用な生き方をできたわけではなく様々なドラマがありました。時に不器用な様子は先日ブログに載せた「博士の愛した数式」の博士に通じるところもあります。そんな背景を知った上で教科書を改めてみると、また違う楽しみが発見できるかもしれません。

肉親の愛に飢えていたニュートン、日本にて独自の数学を築いた関孝和、ドイツの暗号エニグマを解くことに成功したものの不遇な最後を迎えるチューリングなど魅力のある人物ドラマばかり。

知的な刺激を受けること間違いありません。

 

 

天才の栄光と挫折―数学者列伝 (文春文庫)

天才の栄光と挫折―数学者列伝 (文春文庫)

 

 

博士の愛した数式」の著者小川洋子さんとの対談エッセイもあわせて挙げておきます。 

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)