読書記録6 『原価計算がよ〜くわかる本』
はじめに
今週は原価について勉強しました。
仕事にすぐに役立つかまだわかりませんが、数字に弱いままではだめだなと思い読み始めました。
そもそも「原価」といっても言葉の範囲は広くて、総原価、製造原価、売上原価などいまどこを指しているのか把握が必要です。
また、業種によってなにを原価とするか計算の基本をどこに置くか、さらに会社ごとでも違うかと思います。
原価計算がよ〜くわかる本
この本では革細工職人さんが事業を起こす様子を例にして、材料費、労務費、経費など言葉の把握、実態の把握、計算の仕方、問題点の発見、改善の仕方まで大きな流れをつかむことができます。
実際にはもっと細かい内容があるとは思いますが、原価の全体を理解して次のステップに向かうため初心者に大変やさしい解説本でした。
私の場合はパソコンでデータを作成することを主とする仕事なので、革細工のように製品一つ目に見える形でできるケースとはまた違うかもしれません。
ただ、原価を把握しないと無理な注文に論理的に反論できないリスクもあります。
逆に原価を把握できれば、見積もりや注力する製品を見極めて売上の改善に役立てることができます。
数字に強いということは計算が早い、分析ができるというだけでなく、第三者への説明に声を大きくしなくても強い根拠を示すことができるという利点があります。
原価というリアルな数字にも興味を持って調べてみると面白い内容もたくさんありました。知的な刺激になること間違いありません。